寒来光一の日替わり笑話

お笑い作家・寒来光一(さむらいこういち)が、毎日(たぶん?)、笑いのネタをお送りします。

2007-01-01から1年間の記事一覧

電話ボックス(笑ートエッセイ)

電話ボックスにいる人の姿を、最近、すっかり見かけなく なった。今、電話ボックスを利用するのは、誘拐犯とその他 ごく一部の人ぐらいである。 したがって、たまたま電話ボックスに入っている人の姿を 見かけたら、それは誘拐犯かその他ごく一部の人と思っ…

スーパーのかご(笑ートエッセイ)

近くのスーパーに、よく出かける。レジを済ませ、買った物 を袋に詰め替えていると、時々カラのかごが無造作に台の上に 置かれていることがある。 混雑時には、そのかごのせいで、台の作業スペースが狭めら れ、迷惑度がかなり上昇する存在となる。それでも…

メモ(笑ートエッセイ)

ものをよく忘れる。忘れるからメモを書く。しかし、メモを 書いたことそのものを忘れる。したがって、メモ用紙は、どこ かに放置されたままである。 不思議なことに、必要性がなくなってから、メモが見つかる。 メモが見つかると、メモを書いていたことを思…

「人」という字(笑ートエッセイ)

「人」という字は、人と人とが支え合ってできていると言われる。 しかし、あれはどう見ても、左の人の方が楽をしているように思わ れる(人間の足の形が語源という説もある)。 政局の混迷が、続いていますね。 連立の言い出しっぺは、だ~れだ?

乱文乱筆(笑ートエッセイ)

手紙の末尾に、「乱文乱筆失礼しました」と書いてあるのを 見かけることがある。それも、整った文章、きれいな文字が書 いてある手紙に限って、見受けられるのだ。 しかし、いまだ、そんな言葉が書いてあるメールには、お目 にかかったことがない。メールの…

バス(笑ートエッセイ)

バス停に着き、時刻表を見ると、あと10分待たなければなら ない。家を出るタイミングが悪かったのだ。ところが、自分の不 幸を悔やむ間もなく、すぐにバスがやって来た。 「ラッキー!」 車内も割りにすいている。ルンルン気分で、座席に着くと、運 転手の…

Tシャツ(笑ートエッセイ)

先日、街を歩いていると、白いTシャツ姿の中年男性に出会 った。胸元に入ってる文字は、なんと、「毎日が地獄です」 連れだっている奥さんらしき女性は、残念ながら普通の服装 だった。ここはやはり、奥さんのTシャツには、「毎日が天国 です」という文字…

間違い電話(笑ートエッセイ)

ずっと以前の話だが、ひどい間違い電話をかけたことがある。 友人宅にかけたつもりが、同姓の近所のお宅に。 たまたま奥さんが出たこともあり(また悪いことに、同年代。 どちらの奥さんともそれほど面識がなかった)、全然気づかず に、5分ほど話しこんで…

閉所恐怖症(笑ートエッセイ)

実は、高所恐怖症ならぬ閉所恐怖症である。なぜかは分からない。 別にトイレに長くいることが不安とかそういうものでもなく、全く 自覚することもなく過ごしてきた。 ところが、ある時、狭い飲み屋に行った時のことである。一番奥に 座って歓談していると、…

豆腐(笑ートエッセイ)

豆腐は、どうしてあんなにも安いのだろう。普通なら、値段が 高いと腹が立つものだが、豆腐の場合だけは逆である。 世界に誇るべき健康食品であり、あんなに栄養価が高く、あん なにバラエティに富んだ食材は、そうは見つからない。そのうえ、 冷奴、湯豆腐…

ドア(笑ートエッセイ)

家の中のドアがこわれて、開かなくなった。台所と廊下を仕切る ドアである。そのため、玄関から台所に行くためには、二つの部屋 を通らなければならない。およそ9歩の遠回りである。 私の歩幅を70センチとすると、距離にして6・3メートル、1日 20往復し…

絶対に負けられない戦い(笑ートエッセイ)

サッカーのキャンペーンで、「絶対に負けられない戦いが そこにはある!」というキャッチフレーズを、よく耳にす る。 「絶対に」負けられないということは、もしも負けていれ ばどうなるんだろう? 聞くたびに、心の中でこうツッコ んでしまう。 ムチ打ちの…

誤字(笑ートエッセイ)

手紙やメールを出してしまった後に、誤字を書いたことに気が ついた時、何とも言えない気持ちになる。 手紙なら郵便局で取り戻すこともできるが(ポストの前では取 り戻せないそうだ)、メールの場合には、相手のパソコンの前ま で行かなければならないから…

声(笑ートエッセイ)

図書館にいた時のことである。 例によって、携帯電話の着信音が館内に鳴り響いた。音の発信源とみ られる60前後の男性が、あわてて廊下の方に出て行く。 空気が、少しざわついた。マナーモードにしておけばいいのに。と、 そんな思いが頭の隅をかすめた。 し…

口の形(笑ートエッセイ)

写真を撮る時に口に出す言葉と言えば、一番人気はやっぱり 「チーズ」。でも、「ズ」の発音だと口がとがってしまい、実 際には不満の表情となってしまう。 そこで、最近では、「1たす1は?」と問いかけて、「にい ーっ」と答えさせるのが流行っているよう…

押しボタン式信号(笑ートエッセイ)

幅5mほどの1車線のところに、押しボタン式信号がある。 ところが、「このボタンを押せ」という表示が分かりにくい。 だれもそれに気づかず、ずっと赤信号のまま。もちろんみんな、 だんだん不機嫌な顔になってくる。 しかし、時がすべてを解決してくれた…

両雄並び立たず(新ことわざ解釈)

用意周到というわけにはいかないこと。 同ダイムで1着が二人なのに、表彰台が狭く、1番 高い台には、1人しか立てないというのは、やはり 問題でしょう。 また、銃撃事件による死者が出ました。一刻も早く、 解決してほしいものです。

闇から闇に葬る(新ことわざ解釈)

非常に困難なこと。特に、闇と闇の間を、どう気づかれない ように運ぶかが難問です。 国民投票法成立! 最低投票率がないのは、やっぱり問題だ と思います。代案としては、現憲法の基礎テストをして、合 格した人だけが投票できるようにすれば、自ずと憲法へ…

目は口ほどに物を言う(新ことわざ解釈)

うるさくて、かなわないこと。確かに、口だけで もうるさいのに、目が加わると2倍ですからね。 フランス大統領選の投票率は、なんと84%だった そうです。投票所に行くと、何かおもしろいギャグ でも聞けるのでしょうか?

臍(へそ)が茶を沸す(新ことわざ解釈)

光熱費を節約すること。それにしても、かなり大笑いしな ければなりませんね。 昨日は、目がちかちか。頭が重い一日でした。天気予報を見 ると、なんと光化学スモッグ注意報が発令されていました。 道理できついはず。

夫唱婦随(新ことわざ解釈)

かなり昔のこと。今のことは、「婦唱夫随」と言う。 ある本に、こんなことが書いてありました。 「切符売り場」というのはヘンだ。お客を大切にする のなら、「切符買い場」と言うべきである。 そう言われれば、確かにそうですね。

生きる(新ことわざ解釈)

人はパンのみにて生くるにあらず 人間が生きていくためには、食べ物だけでは駄目で、 飲み物もとる必要があるということ。 瓦そばの店が、丼の店に変わっていてガックリ。あん なにはやっていたのに、閉店とは……。別の店で食事 をとった後、外に出ると、瓦そ…

花を持たせる(新ことわざ解釈)

罰として、腕を疲れさせること。そんな罰を、たまには 受けてみたいものです。 あまりにも天気がいいので、関門海峡を散歩してきまし た。汗ばむぐらいの陽気でしたが、(北九州は)明日か ら下り坂の天気なんだそうです。

箸が転んでもおかしい(新ことわざ解釈)

不思議な現象が起こるので、疑問に思うこと。 確かに、何もないのに、箸が転ぶなんて、おかしい話で すね。それに、転んだのは、どうも箸だけではない様子。 これは、どう見てもおかしい? 「ういうい」と口を動かすと、表情筋のいい運動になる そうです。「…

濡衣をきる(新ことわざ解釈)

故意に、風邪をひこうとすること。でも、寒かったら、 脱いでもひきそうな気がします。 松坂投手、よれよれながら2勝目。運も実力のうち!

盗人にも三分の理(新ことわざ解釈)

盗人にも、3分間ぐらいは言い訳をさせてやるべきだと いうこと。 映画「フラガール」「ゆれる」の2本立てを観てきまし た。どちらも、見応え十分。大満足でしたが、さすがに ちょっと疲れました。

二兎を追う者は一兎をも得ず(新ことわざ解釈)

もっとたくさんの兎を追わないと、一兎を得るのは困難 であるということ。 長崎で、そしてアメリカで、銃による悲しい事件が起きて しまいました。長崎は、2か月ほど前に行っただけに、シ ョックです。

煮ても焼いても食えぬ(新ことわざ解釈)

生で食べればいいということ。 中国の大学生で、一番好きな日本人は、川端康成なんだ そうです。少し、意外? それにしても、2位の小平邦 彦さんって、どんな人なんでしょう?(フィールズ賞を 受賞した数学者だそうです)

西も東も分からぬ(新ことわざ解釈)

北も南も分からないこと。どこか1方向でも分かれば、 全部分かりますからね。 松坂とイチローの対決、今日でした。昨日のは、勇み足 です。

苦虫を噛みつぶしたよう(新ことわざ解釈)

信じられないような表情をしていること。 実際に、苦虫を噛んだ人なんか、聞いたことありません からね。 M県議選、知人が無事当選! ホッとしました。